こんにちは、さに丸です。
ポケモン剣盾のシーズン17において、最終347位、レート1905というそこそこ良い結果を残すことができました!
前期まで最終5000位くらいを徘徊していたほぼ初心者の僕ですが、今シーズンは構築や立ち回りが固まり、何故か最終3桁に残ることができました。
そこで今回は、僕が使用した構築を紹介したいと思います。竜王戦ルールのランクマッチはもう終わってしまいますが、今後また同じようなルールで遊ぶ際に参考にしていただけると幸いです。
コンセプト
とんぼ返りやボルトチェンジでサイクルを回し、隙を見てメテオビームをぶっ放そう!!
構築経緯
僕は過去作をプレイしておらず、ダイマックスアドベンチャーもろくに進めていなかったため、使える伝説ポケモンや準伝説ポケモンが殆どいませんでした。
そんな中ムゲンダイナというポケモンが適当に使ってもかなり強いということに気づき、ボックスにいた一般ポケモンでPTを固めていった結果この構築に行き着きました。
個体紹介
(長いので「選出とかが見たい!!」という方は一旦飛ばしてください)
ムゲンダイナ
特性:プレッシャー
調整:臆病 CS252
持ち物:パワフルハーブ
技構成:ダイマックス砲 / ヘドロウェーブ / 火炎放射 / メテオビーム
とりあえずCに全振りし、ミラー意識で最速に。とにかく上から殴り倒すことが仕事のポケモン。
最初のうちはこだわりメガネで使っていましたが、一致技が両方無効タイプを持つ関係上、技を打ち分けたい場面がかなりありました。
そこで技を打ち分けと実質メガネの火力(C1段階上昇)を両立できるメテオビーム型を採用。
ムゲンダイナのメテオビーム採用率は全体の18.8%で、思ったより警戒されません。サンダーやラプラスがダイマックスを切らずに突っ込んでくることも多々ありました。
しかし有利に出れる禁伝はあまりおらず(自分より遅いドラゴンとホウオウくらい)、どちらかというと一般ポケモンをボコす方が得意です。
C1段階上昇ダイマックス砲のダメージ↓
サンダー(H4振り) 92.1~108.4%(乱数1発)
エースバーン(H4振り) 112.9~133.5%(確定1発)
ランドロス霊(H4振り) 101.2~119.5%(確定1発)
耐久面も凄まじく、無振りでも陽気マンムーの地震を確定で耐えます。(83.7~98.6%)
Bに68振ると陽気ランドロスの地震も耐えるようになるので、検討してみても良いと思います。
一撃ウーラオス
特性:ふかしのこぶし
調整:陽気 AS252
持ち物:きあいのタスキ
技構成:暗黒強打 / インファイト / 不意打ち / 毒突き
ムゲンダイナがつらい黒バドレックスや日食ネクロズマを対処するポケモンです。
ミミッキュやカイオーガなどを上から殴りたかったため最速で採用。特に持たせたい持ち物がなかったので、タスキを持たせることで対面性能を上げています。
僕はカプレヒレやエルフーン意識で毒突きを採用しましたが、そこは他の技でも良いと思います。
ザシアンやエスバの切り返しがしたい人はカウンター、ランドやガブを意識するなら冷凍パンチ、暗黒強打にHBサンダー後投げ → 静電気麻痺のムーブに親を○されている人はストーンエッジを採用しましょう。
エースバーン
特性:リベロ
調整:意地っ張り A252 S204 D4 余りH
持ち物:こだわりスカーフ
技構成:火炎ボール / 跳び膝蹴り / 飛び跳ねる / とんぼ返り
同じくムゲンダイナがつらい日食ネクロズマやザシアンに抗うためのポケモンです。
最速ザシアンの上から殴るためにスカーフを持たせ、陽気火炎ボール耐えのザシアンをワンチャン倒せるなどの理由で意地っ張りで採用(Sは最速ウーラオス抜き)。陽気じゃないと困る相手がそんなにいなかったのも理由の一つです(カミツルギくらい)。
一応ダイマエースも兼ねているため、ダイマックスして強い飛び跳ねると飛び膝蹴りを採用しました。
飛び跳ねるのところをダイアタック(捨て身タックル等)に変えるとサンダーに有利になりますが、その場合は最速サンダー抜き(S228)までSに振ることをおすすめします。
とんぼ返りはあるとサイクルを回せて便利ですが、ダイマ時やダメージ量のことを考えると他の技でも良いかもしれません。
おすすめは構築単位できついゼルネアスに抗うアイアンヘッドや、耐久ムゲンダイナ意識の思念の頭突きなどです。
水ロトム
特性:ふゆう
調整:控えめ HC252
持ち物:オボンのみ
技構成:10万ボルト / ボルトチェンジ / ハイドロポンプ / 鬼火
便利屋その1
具体的にはここまででつらそうなカイオーガやランドロス、エースバーンなどに対して抗うポケモンです。半減以下の技に受け出しボルトチェンジや鬼火で場を回す行為が優秀すぎて、今季だけで水ロトムのことがかなり好きになりました。
パーティーによっては電気+水の通りがとても良く(特にラプザシ)、こいつにダイマックスを切ることも少なくありませんでした。
しかし環境に同じような技範囲のカイオーガが蔓延っているせいで、カイオーガのついでに対策されてしまっていることもありました。エレザードだのランターンだのトリトドンだの、何をどうやっても勝てない相手が複数存在するため、選出するかどうかはしっかり見極める必要があります。
ちなみに10万ボルトはほぼダイサンダーとしてしか打たなかったため、ライジングボルトや安定した打点となるあくのはどうなんかに変えても良いと思います。
ミミッキュ
特性:ばけのかわ
調整:陽気 AS252
持ち物:ラムのみ
技構成:ウッドハンマー / じゃれつく / かげうち / つるぎのまい
便利屋その2
相手のダイマエースの切り返しや終盤の詰め、相手の初手候補が多すぎる時の様子見など、本当に様々な場面で活躍するポケモンです。
ムゲンダイナをコピーしたメタモンやバドレックス(両方)などに強く出られるのも魅力的です。「化けの皮があってなんやかんやできる」はガチ。
シーズン終了の10日程前(当時約1200位)までは呪いのお札+ゴーストダイブ型で使っていたのですが、相手のステロあくび展開(特にラグラージ)に対抗する手段があまりに無かったため現在の型になりました。ついでに鬼火祟り目ドラパにも勝てます。
しかしウッドハンマーでHBラグラージを倒せない(81.1~96.6%)、剣舞ダイソウゲンでもHBカバルドンが倒せない(74.4~88.3%)など、火力↑アイテムのないミミッキュの火力はあまり過信してはいけません(HBヌオーもウドハンだと低乱数)。
しかしラムとばけのかわを盾に剣舞を積んでいく行為が普通に強いため、ダイマックスを切る頻度はパーティーの中でトップクラスに高かったです。
さて、勘の良い方なら既にお気づきかもしれませんが、ここまでの5体だと受けループが信じられない位重いです。しかも僕は受けループに対する立ち回りがあまり上手ではなく、よく読み負けてしまいます(僕以外にもそういう人は多いんじゃないでしょうか)。そこで今回、僕が投入した対受けループ最終兵器がこちらです。
カビゴン
特性:めんえき
調整:慎重HB252 D4
持ち物:たべのこし
技構成:のしかかり / いやなおと / 眠る / とおせんぼう
受けループに勝ちたいがあまり、TODすることにしました。
構成はあの大物Youtuberリドルさんのカビゴンを参考に、というかほぼパクりました。
詳しい使い方はリドルさんの動画(↑)を見て欲しいのですが、 簡単にいうとTODで大体の受けポケモンに勝つことができます。
最初はHDで使っていましたが、イカサマが意外と痛かったのでHBにしました。
リドルさんの動画の概要欄には「ドヒドヌオーロンゲブラッキートドン等に勝てます」と書いてありますが、他にも攻撃技がないクレッフィや耐久ムゲンダイナなどにも勝つことができます。
とはいってもドヒドイデに黒い霧があるとかなり怪しくなりますし、挑発オーロンゲにはほぼTODできません。
また物理をエアームドやナットレイで受けるタイプの構築も結構しんどいです。大体鉄壁と嫌な音の積み合いになるのですが、なぜか嫌な音の命中が85%なせいで大体勝てません。いい感じのタイミングでロトムやエースバーンに下げることをお勧めします。
というかこの枠は正直受けループ対策ならなんでも良いです。鉄壁ジバコや鉢巻ダルマなどお好きな方法で受けループを狩ってください。
一応このカビゴンを使うメリットは、「まず読まれない」(1回だけドヒドから黒バドレックスに下げられました)、「上手いプレイングが必要ない」というのがあります。
しかし受けループと当たる度にTODを迫られるため、ハイペースで対戦がしたい人には向いていません。素直に他のポケモンを使いましょう。
選出
ザシアン軸:
初手のラプラスやサンダーをボルチェンやメテオビームでなんとかしつつ、ダイマエスバを通す。Cが1段階上がっててもムゲンダイナはザシアンに勝てない。
たまにザシアンが出てこないので、そのときはミトムが刺さる。カバザシの場合はミトム初手ダイマもあり。
カイオーガ軸:
ウーラオスを受けにくるサンダーにムゲンダイナを合わせ、メテオビームで崩しに行く。ムゲンダイナとサンダーが対面しても大体突っ張ってくる。ナットレイがHD残飯だと、メテオビーム+雨下かえんほうしゃでは落とせない。カイオーガとムゲンダイナの打ち合いは基本カイオーガが有利。
黒バド軸:or
ムゲンダイナの通りが悪そうだったら無理に選出しなくても良いかも。
黒バド相手に安易な不意打ちは厳禁。
ムゲンダイナ軸(受けル):@1
大体相手の初手はムゲンダイナ。
交代で出てきたラッキーやドヒドイデをカビゴンでハメて勝ち。控えはカビゴンが通らなかった場合を想定して選出。
ムゲンダイナ軸(非受けル):@1
受けループじゃなくてもだいたいムゲンダイナが初手の印象。ムゲンダイナ対面ドラゴン技しか撃たれたことないので、安定を取るならミミッキュ引きが吉。非ダイマエースバーンがムゲンダイナに有効打ないので注意
ホウオウ軸:@1
ムゲンダイナ軸とほぼ同じ。ホウオウがH252振りでダイマックスしてくるとメテオビーム耐えられる。ラキヌオーはミミッキュでボコれる。
イベルタル軸:@1 (受けルなら)
イベルタルが無振りなら、C↑ダイマックス砲で確定一発。受けループならカビゴンが刺さるが、先発イベルタルの場合は珠初手ダイマ型なので注意。ロトムと対面しても平気でダイマックスしてくる。
グラードン軸:or
物理型のソーラービームならミトムが一発耐える。グラードンがスカーフかどうかは早急に見極めないといけない。地面タイプにボルチェンを打つ勇気。
白バド軸:or
黒バド軸と割と同じ。トリルされなければ有利。ダイマ白バドレックスに弱点なんぞ存在しないので、ダイマ枯らしを心がける。トリルされなければ有利。ロトムの鬼火が地味に強い。
日食ネクロズマ軸:@1
基本有利だが、ネクロズマかサンダーのどちらかがHBゴツメなので注意。ロトムの鬼火がここでも強い。耐久ネクロズマはエスパー技切りがちなので、ロトムに有効打がそんなにない。
ゼルネアス軸:or
かなりきつい。真面目にやっても勝てないので、カビゴンで壁要員をハメて勝つ。オーロンゲに挑発があった場合は電磁波やトリックがないので、ムゲンダイナで起点にしに行く。C↑ヘドロウェーブで大体のゼルネアスは一発で倒せる。ジオコン積まれたらカビゴンでダイアタック連打して後続に賭ける。つらすぎる割にはなんだかんだ勝てた。
感想
最初の方にも書きましたが、自分はこれまで最終4桁にいるかどうかという初心者だったので、今シーズンが過疎狙い目だったとはいえこの結果は素直に嬉しいです。
通常ルールでも1度は今回のような順位を取りたいので、これからも頑張っていこうと思います。
最後に
実は僕さに丸は、構築記事以外にも普段からブログを書いています。
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こういうくだらないけど面白いみたいな記事を、不定期ながら更新しています。
他にも昔金ネジキに勝った経験から、GWに金ネジキをやりたい皆さんの役に立つような記事も書きました。
連休初日で時間のある方は、是非これらの記事も合わせて読んでみてください。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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それではシーズン17お疲れ様でした!!