【デュエプレ】AD新環境でバイオレンスフュージョンはやれるのか

《バイオレンス・フュージョン》

デュエプレバイオレンスフュージョン | 雷王カードゲームブログ

その圧倒的ロマンが故に数多のプレイヤーに愛され、New Divisionからスタン落ちしてもなお一定の使用者が存在するデッキタイプです。

しかし悲しきかな、彼が迷い込んだAll Divisionは、ロマンだけでは到底生き残れない魔境でした。

圧倒的環境トップのスノーフェアリー対面が絶望的であり、他にもバルガライゾウ、キリコ、Bロマノフなど数多くの不利対面が存在します。

五分〜有利なのがMロク、天門、メカオーあたりですが、Mロクは《お清めトラップ》がなければお話にならず、後ろ2つにも安定して勝てるわけではありません。

おまけにこれまで唯一の圧倒的有利対面だとバカにしていた甘く見ていたマッドネスカウンターすら、《サイチェン・ピッピー》を獲得したことで突然のパワー35000にビビりながらのプレイを強要されるようになりました。

このように環境の爪弾き者であったバイオレンスフュージョンですが、本日とんでもない情報が公開されました。

圧倒的不利対面であったスノーフェアリー、キリコ、Mロクがいずれも弱体化されました。公式サイトを見ても、例えば《ダイヤモンド・カスケード》の場合

《ダイヤモンド・カスケード》が収録されたDMPP-15発売以降、一定以上の水準で維持しておりましたが、第16弾カードパックにて《霞み妖精ジャスミン》を獲得したことでその数値はさらに上昇し、使用率は20.9%、勝率は56.3%まで上昇しました。
さらに、特定のランク帯において使用率24%、勝率60%を超える日が発生するようになったことも確認されており、これは今後も続く可能性が高いと予想されます。
これらのデータを踏まえて協議しました結果、《ダイヤモンド・カスケード》の能力の下方修正が必要であるとの判断に至りました。

とかなり具体的にナーフ理由が記載されており、ゲキメツを殺した時よりもかなり運営が本気であることが伺えます。

（比較）ゲキメツの時

特に使用率は40%を上回る日が多く、特定のランク帯では45%を上回る日も発生しました。

不利対面が複数死んだと言うことは、もしかするとバイオレンスフュージョン復権の時が来たのではないでしょうか。今回の調整がどんな影響を及ぼすのか、フュージョン目線で考察してみます。

まずADにフュージョンを持ち込む場合、スノーフェアリーとMロクのせいで《穿神兵ジェットドリル》と《お清めトラップ》が必須でした。僕が使っていたリストが以下の2つです。

《穿神兵ジェットドリル》は一見スノーフェアリーへの有効な対策になるように見えますが、ドリル有りで初めて異次元アド稼ぎ虐殺兵器からただのパワーライン高め進化速攻に変化するだけであり、結局不利なことに変わりありません。

しかし今回のナーフで《ダイヤモンド・カスケード》のパワーが下がったことで、まだ盾ゲーに持ち込めるようになりワンチャンが生まれました。ただ先3ブリにドリルが間に合わない不具合は今後も修正される気配がなく、せいぜい「無理」から「不利」に変わる程度だと思います。

一方Mロクに対しては、今までよりかなり有利に立ち回れるようになると思います。これまでは《魔光蟲ヴィルジニア卿》のせいで、相手の墓地にクリーチャーが3体溜まる前に《お清めトラップ》を撃たないといけませんでした。しかもMロク側はクリーチャー3体ごとき簡単に落とすことができるため、定期的に清めなくてはなりません。その結果こちらが清めきれなくなり、墓地が溢れたMロクに轢き殺されるのが通例でした。

しかし今回の害虫駆除により、互いの墓地にカードが20枚貯まるまでは《お清めトラップ》を撃たなくて良くなりました。また一回撃たれた後のMロク側のリカバリーも難しくなり、《お清めトラップ》への依存度が大きく下がったと言えます。

最後にキリコですが、《無頼妖精ワイルド・リリィ》を経由すれば今まで通りのため相性は大して変わらないと思います。正直《青狼の始祖アマテラス》がナーフされた方が嬉しかったです。とはいえ流石に数を減らすと思うので、相対的にフュージョンの立ち位置は良くなりそうです。正直キリコ対策をするためのデッキの枠など残っていないので、母数が減ることを祈るばかりです。

ということで、結論としてバイオレンス・フュージョンの立ち位置は良くなりそうです。不利ザードがいる以上トップとまでは行きませんが、《穿神兵ジェットドリル》で十分立ち向かえるようになったため最終報告くらいは出るようになるのではないでしょうか。