はい、それでは今日の授業を始めます。
気をつけ! 礼!
初めまして。講師の照橋です。以後お見知り置きを。
さて、それでは今日の本題に入っていきましょう。
皆さん、「3ヶ月の壁」という言葉を知っていますか?
ブログ運営者であれば一度は聞いたことがあるかと思います。
僕はブログ開設から今日まで、いわゆる「ブログの始め方!」みたいな記事や動画はほとんど見たことがないのですが、そんな僕ですら何度か目にしたことがあります。
「3ヶ月の壁」とはどういうことかというと、初心者が意気揚々とブログを始めても、思ったより誰にも見られなかったり大変だったりして、その大半は3ヶ月で辞めてしまうだろうということです。
この3ヶ月の壁は、決してブログに限ったことではないと思います。
筋トレ、ダイエット、資格勉強...
新しく「よし!やるぞ!」と思ったことを飽きてやめるか習慣にするか、萎えるか耐えるかの境目が3ヶ月なのではないでしょうか。
ここまでで何か質問はありますか?
生徒A 「せんせー、どうしてみんな3ヶ月の壁が越えられないんですかー?」
良い質問ですね。
それは、最初に自分のキャパを超えて頑張りすぎてしまう人が多いからです。
始めたばかりの頃に「よし、頑張るぞ!」と張り切って、無理して本来の仕事や勉強、他の趣味を犠牲にしてまで頑張ってしまう人は、後々それがしんどくなって数ヶ月で辞めてしまうのではないでしょうか。
もちろんそれがずっと続くのであれば是非そうした方がいいですが、あまり自信のない人はまずは暇な時、かつやりたい時にやる程度にした方がいいのではないかと思います。
ここで皆さんに、1つ悪い例をお見せしましょう。
さに丸さんというブロガーです。
彼は2020年5月10日、意気揚々とブログを開設し、生産性のないユーモアに溢れた記事を投稿し始めました。
正直僕は当初、「YouTuberより身バレのリスクないし楽でしょ」と思ってブログを始めたのですが、現実は人がこなすぎて身バレもクソもありませんでした。
開設2日目にして人がこないことに切れていますが、当時ツイッターのフォロワーすら20人程度だったので、正直くるはずがありません。
その後ぼちぼち見てくれる人も集まったものの、実際ブログのネタって思ってた8倍思いつきませんし、なにより時間がありませんでした。
そんな彼も、先日ブログを開設して3ヶ月が経過しました。
現時点での彼の記事数の推移を見てみましょう。
5月...10本
6月...2本
7月...2本
8月...0本
3ヶ月の壁どころか、1ヶ月の壁にぶち当たっていますね。
彼は開設当初、無理して毎日投稿をしていました。
しかしオンライン授業が本格化してきたこともあり、月の後半からだんだん時間を取れなくなっていきました。
6月、7月にも休日など暇なタイミングは多々あったものの、5月の頃の
「ブログを書く=時間かかる、つらい」というイメージが拭きれず、このような投稿頻度になってしまいました...
この事例から分かることは、初期に無理をしすぎてはいけないということです。
例えば受験勉強をするにしても、今まで1ミリも勉強していなかった人が急に毎日10時間勉強しようとしても続くはずがありません。
まずは数時間、数十分から始めて、慣れてから勉強時間を伸ばした方が効率がいいと思います。
ブログや他の趣味も同様です。長期的に頑張りたいなら、まずは気軽にできるペースで始めた方が良いのではないかなと僕は思います。
...よし、今日の講義は以上です。宿題としてさに丸さんの記事を全て5回ずつ読んでおきましょう。
それではまた、次回の講義でお会いしましょう。さようなら!